おもしろ口琴レビュー!

今回はいくつかとてもおもしろい口琴を手に入れたのでそのレビューでも。

左から
ラジャスタン 2弁モルチャン
ベトナム製 アクリル口琴
ゾルタン口琴 ラパット

です。見た目からしてヘンテコなのが揃いました。

まずモルチャンから。
なんと弁が2枚並んでいます。この口琴はキーの違う二枚が並んでいますが、ユニゾンやセンターに枠があるものなどいろいろあるみたい。

弾き心地はお世辞にも弾きやすいとはいえませんね。弁は硬いし、長さが違うから弾きにくいしなんかもちにくいし、初心者にはまったくオススメできません!
でも2枚同時に弾くと独特のバイブレーションが生まれ、非常に深みのある超重低音を奏でることが出来ます。弾いてると口腔内がヘヴィな感覚になります!ヘヴィすぎて歯ががくがくします。

ゾルタン口琴の「アポカリプト」や「デイジーカッター」とは全く違うベクトルのエクストリーム口琴ですね。


次にアクリル製。
おもちゃのような見た目ですがなかなかどうしてイカしたやつ。
まず軽い。非常に軽いので全くストレスがありません。形的にアーロン・シラギー型のオルタネイト弾きはやり難いのでこちら側に引く形の弾き方が良いと思います。
アクリルという材質の特徴か超高音は出にくい感じもしますが、なかなか伸びのあるサウンドは悪くないですね。
そしてラフにプレイしても弁がフレームに当たりません。その割りに音量も結構あるので初心者にもオススメできます!(鉄臭くないっていうのは女性にもいいかもNE)
めっちゃいい!!ほんといい!っていう感じじゃありませんが、つい手にとって弾いてしまう、不思議な魅力があります。

最後はゾルタン・ラパット。
ゾルタン口琴は歯に当てて演奏するのが標準ですが、これは唇にあてて演奏するタイプ。弁はかなり柔らかく、尖ってない音が心地よい。重低音の伸びを楽しみましょう。
一番のポイントは歯に負担がかからないこと!これは大きい!疲れが半減します。
息使いへのレスポンスもいいので、やり方次第では細かいリズムもいけるでしょう。
ちょっと変わった口琴をお探しのアナタへオススメ。


弾き比べてみました。
モルチャンはヘッドフォンじゃないと聞きづらいかも。

口琴ってほんと面白いですね。世界各国にあって、どの国でも形が違うし、新しい口琴もどんどん作られている。
同じものが2つないのも非常に面白いところですね。
当ブログでは面白い口琴を募集中。世界の口琴でレアもの・エクストリームなものがあったら教えてください!