オーバートーンフルート

今回は世界各地に分布する指穴の無い笛、オーバートーンフルートを紹介します。

基本的にオーバートーンフルートには指穴がありません。その名のとおり倍音を操作して演奏します。
(フヤラには指穴がありますがあの大きさでたったの3つ。)

スロバキアのコンチョーヴカ、ロシアのカリューカ、スカンジナビアのウィロウフルートと各地で微妙にスタイルや呼び名が異なります。

でも基本的に羊飼いの楽器、というところは共通しているんじゃないでしょうか。(ロシアって羊いるの?)

あまりいい画像がなかったので・・・
写真は自作のオーバートーンフルート。チューブをつけて動きのある演奏ができるようになっています。(一応指穴も3つ)
フトゥヤラの発想を応用したものです。チューブを外せば普通に横笛としてスロヴァキアのコンチョーヴカのような形になります。

代表例:コンチョーヴカ

指穴が無いのに意外と音程が変わるでしょ?強く吹いたときの音はなんとも言えない趣がありますね。

ナディシャーナ氏のエクストリームすぎる(ry

これは恐らくロシアのカリューカをナディシャーナ氏が改良したものですね。音程は限られている筈なんだけど・・・それを感じさせないエクストリームな演奏。


この楽器は非常に手軽。本当に誰でもできます。子供から老人まで。
大人も子供もおねーさんも。

しかし普通に売ってないのでここは自作しましょう。
作り方も非常に簡単でパイプをちょっと切って木をちょっと削ってはめるだけです。10〜15分でできちゃいます。
材料費だけなら300円くらい?レッツ!