フヤラ/フトゥヤラ
今回はスロバキアの羊飼いの笛、「フヤラ」を紹介します。
フヤラは強烈な倍音を出すオーバートーンフルートの一種です。巨大。
160〜200cmくらいあるフルートで、途中で折れ曲がって吹き口が奏者の頭のあたりまで下がっている面白い形をしています。指穴は3つ。あとは息の強弱で操作します。
音はこんな感じ。
うう〜〜ん、素晴らしい。よく切り裂くような高音とつぶやくような低音と表現されてますがまさにそのとおり。
高音はかなり通る音です。羊飼いが吹いていたのは恐らく草原でしょう。きっとあたりに響いてたんだと思います。
このフヤラをPVCのパイプで作り、分割してキー変更を可能にし、さらにチューブをつけて動きのある演奏を可能にした発展系の楽器が「フトゥヤラ」です。
ナディシャーナ氏のエクストリームな(ry
いい曲ですねえ。この曲がきっかけでフトゥヤラかいました。このブログのタイトルもこの曲からとらせてもらってます。
息を吹き込むだけで音が出て手軽な楽器ですが、、ナディシャーナ氏のように流れるようにメロディを吹くのは管楽器素人には至難です!
このフヤラ、伝統工芸品としても優れており美しい装飾がなされているのが多いです。そういったものは高いですが。
音の出る原理としては次回紹介予定のオーバートーンフルートと同じなので自作することもできます。塩ビパイプなどを使えば2000〜高くても3000円には収まると思います。ようするにでかくすればおk。
牧場みたいな開けたところで吹いたら最高に気持ちいいんだろうなぁ。
暇な人は自作にチャレンジしてみてください。