ウドゥ・ドラム（壺）

今回は壺が転じた不思議な打楽器、「ウドゥ・ドラム」を紹介するドゥ！
Udu,
ウドゥドラムはナイジェリアはイボ族の楽器。壺の側面に穴を開けたものです。

これは石塑粘土をこねて作った自作Udu。

壺です。完全に壺。
本来は陶器でできています。厳密に形が決まっているわけではなく、いろいろな形のウドゥドラムが作られています。
マイネル社からは陶器ではなくグラスファイバーのウドゥも出ており、強度を向上させています。

肝心の音はというと、ボディを叩くとｶﾝ！という甲高い音、穴の部分を塞ぐように叩くと「どぅ〜〜ん･･・」という深い低音が響きます。

基本的にどこを叩いてもいい自由な楽器、底を叩けば太鼓みたいな音になるし、口の部分を叩いてもポワンポワンと鳴るし、叩き方や手の当て方、添え方で低音をベンドすることもできます。驚くべき表現力。

恐らく唯一の教則DVDを出しているBrian Melick氏の演奏。おそらくヘッドホンじゃないと低音が聞こえないです。

ナディシャーナ氏によるエクストリームなウドゥソロ。マイネルのファイバーウドゥですね。

底面に水が封入されてるウドゥもマイネルから出ており、所有してます。このナディシャーナ氏のソロはウドゥの中に直接水を入れているのかもしれませんね。

Brian氏によれば、いろんな楽器のテクニックを応用して自由に思ったままにリズムを作り出す、とても楽しい楽器とのこと。

何も考えずにペチペチボワボワやってるだけでもとっても楽しい素敵な楽器です。