超マニアック企画 ミュージカルス・プーンズ 徹底比較 木製vs金属製

今日JPC(ジャパンパーカッションセンター)から荷物が届きました。
カシシと金属製のスプーンズ。
ということで今回は木製と金属製の比較をやろうと思います。まさに誰得

まずは木製から。
やはり木なので音に温かみがありますね。
大きさも大きいので大きく、どっしりとリズムを刻むのに向いてそうです。
小手先のテクニックを駆使するのではなく、楽器の音そのものを楽しみながら演奏するのが良いと思います。独特の、いろいろな音が混ざり合ったサウンドです。私が持っているのは比較的硬くて重いので、速弾きには向いてないかも・・・使い込めば変わるかしら。
サウンド的に、他の民族楽器との親和性も高いでしょう。

こちらは木製、どっしりどころか超軽快。ようするに慣れですね!


そして金属製。
なんといってもまず、演奏しやすい。
軽く小さめなので取り回しがよく、音もシャープ。金属とはいえ嫌なキンキン音はあまりせず、むしろサウンドに適度な味付けを施しています。
連打や指を使ってのテクニックもやりやすく、速い曲や複雑なリズムにも対応できそう。
アイリッシュミュージックをやるにはこちらの方が向いているかもしれません。コンテンポラリーにも問題なさそうです。

左手のテクニックが驚くほど多彩ですね。

もう極めた人にはプレイアビリティ的にはあんまり関係ないのでしょうが、初心者の方には金属製がオススメです。
あとはやる音楽に合わせるのがいいでしょう。

個人的には、ディジュリドゥアサラトなどの原始的な楽器には木製、ギターとあわせて西洋の音楽をやるときには金属製が合う気がします。
といってもウドゥなどには金属製のほうがあうでしょうね。

いずれにせよ、誰でも演奏できて楽しいというのは共通しています。シンプルイズザベストってやつですね。

スプーンをさっと取り出して軽快なリズムを刻めば、人気者になれるかもしれません(お行儀が悪いと思われないように時と場合には気をつけましょう!)